武蔵家

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2018年12月

得 特製中

武蔵家 大井町

東京都品川区東大井5-4-10

人間、時として自己破壊の衝動に駆られることもある。深夜の家系ラーメン、はたしてこの悪魔は、今まで何人の日本人を破滅へと導いてきたのだろうか。

まぁ、簡単に言うと、通信費を払いにコンビニに行こうと思ったら、外が思ったより寒くて、車で行くことにしたところ、ついでにちょっと深夜ドライブしたくなってしまい、さらについでにラーメンが食べたくなってしまったというわけだ。

あくまでも、ちょっとおでかけなので、横浜や錦糸町に行くのはNG。蒲田か大井町か悩んだが、時間が遅かったので、武蔵家行ってみて、閉まってたらまこと家という保険が利く大井町に決定。

12月の金曜の夜ということもあり、大井町の駅前には酔っ払ったサラリーマンがいっぱい。どうみても一般車のうちの車の前に飛び出して、タクシー!タクシー!と叫んでくるお兄さん。その横を、電飾ギラギラで重低音響かせながら走り抜けるワンボックスカー。昼間のフレンドリーな雰囲気の大井町とは一味違う世界があった。ちなみに、となりの大森は曜日日時関係なく、常に枯れている。さらに隣の蒲田は常に荒んでいる。

目的の武蔵家は営業中だった。何人か客はいるが満席ではない。ちょうど良い具合。ちなみに、この店は朝7時から営業していて、朝から家系ラーメンという肝硬変まっしぐらな体験ができる。夜2時過ぎに食べる自分も同類だが。

ヘルシーに、キャベツ多めの得特製ラーメンにする。指は大を押しそうになったが、最後の自制心を振り絞って中で我慢する。入り口の近くの席に座って待っていると、新規で入店してくる人が、ことごとくドアを閉め忘れて、寒い。店員が注意すると閉めるが、酔っ払い仲間がまた開ける。酔っ払いめ。

程なくしてでてきたラーメンは、期待通りの家系ラーメン。スープ、麺、ホウレンソウ、何一つ欠点が無い。と、写真を見て、気づいた人はいるだろうか?チャーシューが無い。ホウレンソウの下にあるのもキャベツです。麺をひっくり返してみたが、無い。おじいちゃん、入れ忘れてるよ。若い方の店員に言うと、茶碗に入れてチャーシューを出してくれた。でも、チャーシューはがっかりかも。

食べ終わると、満足感と一緒に、激しい後悔が襲ってきた。大丈夫、自分にはゼニカルがある。きっと大丈夫。

家に帰ると、コンビニに通信費払いに行くのを忘れていたことに気づく。明日でいいや、おやすみなさい。